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Posted by たまりば運営事務局 at

人に届く支援を

2011年11月01日

今晩は!
10/29、都立小金井公園で開催された合同総合災害訓練を見学しました。
見学の目的は、
 ①参加した市民と訓練内容の確認
 ②ハザードマップに入れ込めたくマンホールを利用したトイレの現物確認、です。

①は、自治会、自主防災組織および公立の小中高校の生徒たちがメイン
で、当日の市民の参加は殆ど見られませんでした。

②は、地震による停電で汚水処理場が休止したり、排水パイプが破損することが
想定されることなどもあり、どのマンホールを使用するかも決まっていないとのこと。
今回の展示は何のためのか、大いに疑問でした。

一方、大小10台を超える消防車がサイレンを鳴らしながら倒壊した家屋の周辺に
集まる様子は圧巻でした。実際の被災者の皆さんは、このサイレンを「今、助ける
ぞ!」との励ましの声に聞こえたのではないかと思えて震えました。
私たちの夜周り「戸締り用心、火の用心!」の声と拍子木も同じように聞こえてい
たらいいなと思います。

別件ですが、何度か被災地に行った経験を通して感じるのは、マスコミが報道す
るような「被災地の人々、仮設住宅で暮らす人々」、などひとくくりのとらえ方では、
支援は”人”に届いていかない、との思いです。

現場では、避難所の奥でじっとしている人、自分一人では歩けない老年者や障害
者、大きな環境の変化により精神的な病気を生じさせた人たちが、他人に迷惑を
かけたくないと倒壊した家屋で居住する実態があります。

このような人たちへ差し伸べる手が増えて、まさに人と人とのつながりができてき
ました。しかも自身の中で問題をかかえた若い人たちが、それを乗り越えて取り
組む姿に”未来の希望”を感じました。





  


  • Posted by いつもげんき at 00:40Comments(2)人に届く支援